ＧＷの爆買い

先日イギリスではウィリアム王子に第２子が誕生されたと話題になっておりました。そこでこの王女がどのようなお名前になるのかと、恒例のブックメーカーによる賭けも話題になっていたわけでございます。

結局ふたを開けてみると1番人気の「シャーロット」に決定したのでありますが、正式には“シャーロット・エリザベス・ダイアナ”って、まるで“三菱東京UFJ”みたいな名前になってしまったではありませんか！

そこで大分の高崎山ではサルの赤ちゃんに同じ名前をつけたことで大炎上してしまいました。しかしこれも英国王室が全く大人の対応をしたことでアッという間に鎮火してしまい、めでたくシャーロットなる子ザルが誕生しましたとさ。あ～～～～めでたしめでたし。

話は変わりますがUFJが合併したときに「東京三菱」から英国王室風に言わせて頂くと、三菱が“ミドル”ネームから“ファースト”ネームにちゃっかりなり代わっているあたりも大人の事情ってものでしょうか・・・。

まあよそ様のお国のお姫様はさておき、我が家のGWはどうであったのかと申しますと、遠出をすることは全くなく、至って近場を徘徊する程度のものでございました。家族で旅行をするわけでもありませんから、まあ何か買い物ぐらいということで近所の家電量販店に出かけ、私は電気シェーバーのクリーニング剤と長年使用して具合が悪くなった電動歯ブラシなどを物色しておりました。

そこでたまたま通りかかった陳列棚に電気炊飯器がこれ見よがしに並んでいたのであります。そういえばつい先日、近隣のお国の人たちが大挙押し寄せてこの手の商品を“爆買い”なる行為で、冷えた日本の消費を盛り上げてくれたことが話題になっていたことがお思い出されました。

確かに電気炊飯器なんて毎年のように買い換えるものでもありませんから、「最近のトレンドはどんな炊飯器なんだろう？」と興味も湧きチラ見をしていると、ピンからキリまでまあ～ありますあります、ただ「ご飯を炊く」ということだけの器具なのに５～６倍も値段が違っていることにビックリしてしまいました。

そうなると好奇心旺盛な本能がムクムクと覚醒いたしまして、たまらず売り場のオジサンを捕まえて「これって本当に値段相応に５～６倍美味しくご飯が炊けるのですかね？」と聞いてしまうわけです。聞かれた方だって「５～６倍って何の尺度で評価しろってんだよ、まったく！」と腹の中では思っていても、決して顔に出すことはなくにこやかに最新機能のご説明をしてくれるのでありました。

因みに楽天市場では家庭用（業務用を除く）の炊飯器で最高値を付けているのは、象印さんの“南部鉄器・極め炊き　5.5合”というタイプで税込み価格177,168円となっておりました。勿論同じもので最安値を調べれば他店では73,300円で売っていたりもするのですが、それでもだいたい110,000円～あたりが相場といった感じであります。

勿論その家電量販店でも各メーカーの最高級品は100,000円を超えるラインナップとなっているのです。正直私この歳になって、電気炊飯器、いえもっとベタな言い方をすれば“電気釜”があなた100,000円を超える値段で平然と売っているなんて、想像もしておりませんでした。正直ぶっ飛んでしまいました。

それではあの“爆買い”な人達が3つも4つも手にしておられた電気炊飯器とは一体いくらの品をお買い求めになられたのかちょっとアンケート調査をしたくなってしまいます。まあその前に美味しくて且つ安全なお米とお水をあの国で確保できるかどうかも重要な案件かとも思いますが・・・。

そこで小林家は前回購入した電気炊飯器は4年前のものでして、だからと言って極端に美味しくなくなったわけでも、5回に1回炊けなくなるわけでもなかったのですが、我が国における電気炊飯器誕生の歴史60周年とやらに触発されて衝動的に“爆買い”してしまいましたぁぁぁ。

はい！そこで計算です。我が家は娘がお弁当なので1日に2回ご飯を炊きます。但し休日や夕食がパスタ等になる日もありますので、365日のうち250日×朝晩とすると年間500回使用します。これを今回のように4年で買い替えるとするとですよ。まあ2000回も使用することになるわけなんです。であればたとえ100,000円の炊飯器でも2000回で割ると、ナント1回の使用量はたったのたったの50円ではありませんか～～～奥様ぁぁぁ！

だんだん口調がジャパネットの高田さんみたいになってきていますが、でもこんな感じで解説したら高額電気炊飯器はもっと売れそうな気がするんですけどジャパネットさん如何でしょう（笑）