『予想』

通勤するための自宅から最寄りの駅までの道が、やっと金木犀の香りに包まれる頃になりました。10月も終盤に差し掛かった今も、日中はまだ30℃近くまで気温が上がる日がございます。朝晩との気温差で体調を崩される方も多いようですが、コラム読者の皆様におかれましてはお元気にお過ごしのことと存じます。

年末が近づくと色々と予想を始める小林でございますが、先ずは恒例の紅白歌合戦ネタであります。“司会者”は10月からの朝ドラの主役ということもあり、ここ何年かの実績もあることから橋本環奈さんは決まりであろうと思っておりましたら、先日既に発表があり今年前半の朝ドラの主役だった伊藤沙莉さんも司会との事です。

私の予想では何が何でも米津玄師さんを出場させるべく、彼がテーマソングを歌う前で『虎に翼』の主要メンバーが、番組にあったように一緒に揃って躍ることで皆さんご登場というシーンは間違いないであろうと思っていたのですが、司会にまで抜擢とは予想出来ておりませんでした。でも必ず踊らされるはずです。

先日NHKがスタートエンターテイメント（旧ジャニーズ）のタレントにおける同局の番組出演を許可しました。これって紅白歌合戦の出場者発表直前のこの時期にタイミングを合わせたという事は、何としても彼らにはご出演頂いて少しでも視聴率を稼ぎたい一心であることはミエミエの戦略であります。

あともう1つ気になるところでは、今年はやたらとB‘zさんがNHKの番組にご出演されておられまして、10月からの朝ドラの主題歌までご提供というのが私としては腑に落ちないのです。彼らレベルであればいくらCDが売れない世の中になったとはいえ、コンサートをすればチケットなんて即完売ですし、何もそこまでNHKに忖度して媚を売って営業活動しなくても大丈夫でしょうに、ここまで来たら紅白にもついにご出場されるのでしょうか？

これはひょっとして稲葉さん宅か松本さん宅にて、何かの手違いで長期にわたって受診料が未納であったことが発覚して、NHK側から「これを文春にばらされたくなかったらこちらの要求にこたえるように」と脅されているとか・・・。そんな事でもない限りここまで出演してあげなくてもよさそうなものなのにと、私はこのようなとんでもない妄想まで繰り広げております。

そして予想と言えば衆院選でございます。このコラムが11月の更新ですと既に選挙結果は出ていますから、ここはひとつ無責任な予想をさせて頂くと、先ず自公を合わせての過半数割れは無いように思っております。やはり野党が対抗馬を1本化出来ていないため、票が割れてしまえば自公を打ち負かすのはなかなか至難の業ではないかと思うのでございます。そこで今回公認してもらえなかった “裏金”の方々が、どれだけ頑張って当選されるかは想像できませんが、意外と大物と目されていた人達が落選してしまう可能性は十分ありそうな気はしております。

とは言え当選したらすぐに「民意は得られた」とかなんとか言って自民党に復党させてもらって、自民党も取り敢えずの議席数の帳尻合わせをするはずです。そこで今回非公認つまり自民党から“のけ者扱い”された方々に、「今後もこの無所属のままで議員を続けるなら1票を投じてあげるけど、当選したら復党する気が少しでもあるならほかの人に投票しますが如何でしょうか？」と尋ねたら、果たして彼らは何と答えるのか聞いてみたい気は致します。

各党の代表の皆さん方は、国民の経済的な負担は減らして、いかに世の中を住みやすくしていくかといった、やたら聞こえの良いことばかりを発しておられますけど、果たしてそうするための財源をどこからどのように引っ張って来るのかを具体的にキチンと説明する人は誰１人いません。

「私も含めまして選挙中に思わず口走ったことについては、果たして本当に実現できるのかどうかは当選してからよ～～～く考えますので、取り敢えず今は私共に清き1票を何卒宜しくお願い申し上げま～～～す」とこの選挙期間中に石破さんは言い続けながら全国を行脚されるのでしょうね（笑）。

先日犬の散歩をしていたら、背後から選挙の宣伝車が近づいてきて「ワンちゃんのお散歩ご苦労様です！ドッグランと言えばぁぁぁ、〇▲□◎でございまぁぁぁ～～～す」と叫んで通り過ぎていく候補者がいました。これは公約なのか、実績なのか、全く得体のしれない発言でしたが、人って当選したいと思ったらとにかく何でも口に出来るようになるんですね（爆）。