理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.56

『遂に感染!!』

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只今我が国では場所によっては『命を守らねばならない酷暑』か『命を守らねばならない豪雨』の完全な二者択一の状況となっております。まだ東京では梅雨も明けておりませんが、これで本格的な夏になってしまうと一体どのような天候となってしまうのでしょうか?

少し前まではあれだけ「電気が足らない、電気が足らないと」政府はざわついておりましたが、真剣に命と引き換えの暑さとなるとそんなことも言ってはいられないのでしょうか、値上げさえしておけば作る気になれば作れるのか、電力不足なんて今のところは一言も訴えてきておりません。本当のところはどうなのか各電力会社さんにはキチンと説明して欲しいものでございます。

そんな中で不覚にもと申しますか、遅ればせながらと申しますか、小生今月に入って遂にCOVID-19に感染してしまったのでございます。確かに外で移動中などはマスクをしないケースが多くはなっておりましたが、クリニック内はもとより診察中は100%マスクを装着して対応をしておりました。小さなライブハウスやカラオケルームに出向くようなこともなく、これまで通りの最低限は感染に気をつけた生活を続けていたのですが・・・。

最初は悪寒からのスタートでございました。とにかく寒気がして仕方がなくそれ以外の症状は全く認めておりませんでした。まさかそれで高熱を発しているなんて露とも感じることないまま取り敢えず体温を計測したところ“39.7℃!!”さすがにビビりながら抗原検査キットで調べたところ「はい、陽性」を認めてしまいまして、そそくさと帰宅させて頂きました。

自宅には定期試験直前の大学4年生の娘がおりまして、ここで家庭内感染をさせてしまってはとんでもないことになってしまいますので、ここは苦肉の策で非感染者の娘の方を家から追い出して、ホテル生活をさせてそこで試験勉強に集中してもらい、私が自宅の寝室に隔離されての家庭内療養の道を小林家は選んだのでございます。

そうしますと次第に咽頭痛が増悪して来まして、高熱よりも唾すら飲み込むことが出来ないような嚥下痛に悩まされる流れとなったわけです。発熱には解熱剤(アセトアミノフェン)で対応し、薬が効いている間は解熱するのですが薬の効果が無くなると再び発熱する状態を繰り返し、まあそれだけ熱発しているのですから水分補給は必至なわけで、何か水分を口にしようとするのですが、咽頭がとにかく痛くて嚥下という行為が出来ないのであります。

昨年何とか無事に人生60周年を迎えることが出来たわけですが、これほどの咽頭痛(嚥下痛)はこれまでの私の人生で経験をしたことの無いものでございました。この高熱状態で一番注意が必要なのは勿論脱水ですから、何としても水分補給はしなければと必死に飲もうとはするのですが、一口飲むたびに「うぉ~~~~」とか「あぁぁぁぁ」とか絶叫しながら飲み込む姿はちょっと異様な光景ではありましたね。

COVID-19に感染するとやはり心配なのは肺炎の発症であり、感染流行当初は自宅でもサチュレーションモニター(血中酸素飽和度測定器)を置いておくようにマスコミなどでも口を酸っぱく言っておりましたが、その機械はナント我が家にはございませんでした(笑)。医者の不養生とはよく言ったもので、そのような測定機器は準備されておりませんでしたが、ただ加療経過に於いていわゆる首から下の症状、つまり呼吸困難を感じることは全くありませんでした。つまり酸素飽和度が低下するような呼吸状態ではないことは自覚出来ていましたので、まあ解熱して咽頭痛が治まればそれで大丈夫であろうと高を括って寝ていました。

感染当初は人工呼吸器のみならずECMOといったややこしい装置まで取り付けて対応する必要があったCOVID-19でしたが、流行から3年も経過するとウイルスも人間との折り合いをつけて、そのような状況まで悪化するケースは殆どなくなってしまったと言えるのでしょう。あとは後遺症の方ですが若干の嗅覚障害を認めましたがそれもほどなく改善し、時々うちのクリニックにも相談のある髪の毛の脱毛も今のところは認めておりません。

結局我が家では妻も感染してしまい、夫婦がズレズレで家庭内老々看護に徹する有様でした。一方ホテルに逃げ込んだ娘は無事に感染することもなく、試験も無事に終える(成績は別物として)ことが出来て、何とか小林家としては大事には至らずに最小被害で収束してくれた感はあった今回のCOVID-19感染事件でございました。めでたし、めでたし。

しかしあれだけ必死に逃げ回っていたのに1回感染してしまうといい気なもので、「これはもう令和の麻疹みたいなものだから、みんな1回は感染しておかないと!!」と言い出す有様です。とは言え高齢者、基礎疾患のある方は感染しないに越したことはございませんのでくれぐれもご注意ください。

昨日(7月18日)は今のところCOVID-19から逃げ切っております母親の〇▼歳(一応レディですので詳細は伏せさせて頂きます)の誕生日でございました。同じく今回首尾よく逃げ切った孫娘が医者になるのには最短でもあと2年8ヵ月必要ですので、何とかそれまで御無事で、お達者でいてくださいね。Happy Birthday !! (^o^)丿

 

 

大リーグでは大活躍中の大谷君のトレード話で盛り上がっていますが、もし彼がトレードになっても一平氏はトレードと関係なくエンゼルスに残されたらこりゃ~大谷君はピンチでしょうね~~~(笑)

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