理事長の呟き

〜アンチエイジング医療に邁進する精神科医のひとり言〜

Vol.55

『隣の芝生』

ブログメインタイトル

早いものでこのコラムでは恒例の決まり文句「行く半年、来る半年」の時期となってしまいました。皆さん2023年もあと半分でございます。今年の夏もまた全国各地でゲリラ豪雨に見舞われて、水害に頭を抱える夏になりそうな予感がしておりますが、コラム読者の皆様方に於かれましてはその後もお変わりなくご清祥のことと存じます。

さて今回の広末涼子さんと鳥羽周作さんのW不倫にかなりの衝撃を受けて、ショックのあまりコラムを1回すっ飛ばしてしまいました小林でございます。だってあんな生々しい手紙が世の中にいきなり暴露されてしまったら、当事者は勿論でしょうけど赤の他人だってびっくりしてしまいませんか。とは言うものの未だに鳥羽周作シェフと歌手の竹原ピストル氏の違いが、ぱっと見で判別不可能な小林です(笑)。

そこでこの件の被害者というべきなのか、広末さんの夫であるキャンドル・ジュン氏の記者会見を延々とテレビでは放映をしておりましたが、その話の内容だけで精神科医の立場から妄想を繰り広げますれば、ひょっとすると広末涼子さんは双極性障害(いわゆる躁うつ病)なのではないかと思ってしまったわけですが、皆様はどう思われましたでしょうか?

一般的に躁状態になってしまいますと、睡眠時間が極端に短くなって、それでも全然平気でいられます。発言も多く(つまり電話も多く長くなります)なったり、その言葉遣いも荒くなったりします。お金遣いが荒くなったり、服装や化粧も派手になったりもします。世界が全て自分中心に回っているような思考で人と対峙するようになったり、場合によっては性欲亢進も認めたりすることもあります。

勿論私は直接広末さんを診察するどころか、一面識もございませんのでこれは場末の精神科医の勝手な妄想と思って頂く必要はございますが、キャンドル・ジュン氏が自分の奥さんの事を赤裸々に語られた内容が、先述の精神科の教科書の躁病の症状に記載されているような内容にかなり合致してしまうのをご理解いただけましたでしょうか。

まあそもそも俳優のようなお仕事を生業とされている方々は、仕事上で自分とは全く違った人格や性格を表現しなくてはならないことが多々あり、ある種の憑依した状態で演技をされることもあるでしょうから、人為的に躁うつ状態を表現せざるを得ない場合もあるでしょう。そしてその場合において「公と私」「ONとOFF」の切り替えがスムーズにいかなくなってしまうと、職場や私生活の上で困ってしまうケースに遭遇してしまうのではないかと類推いたします。

我々臨床の精神科医がうつ病の患者さんを担当して、最も避けなくてはならない治療経過に患者さん自らがその命を絶ってしまうという事があります。芸能や芸術に身を置かれている方々のスキャンダルとして、自殺という幕引きをされるケースが一般の方々よりも割合的に多く感じるのは、そのような精神的なアップダウンの大きいことが根底にあるからではないかと私は思っております。精神科医として自分が処方したお薬などを使って自殺などをされてしまうと、これはもう主治医としましてはかな~~~りへこんでしまいます・・・。

そのような最悪の事態が引き起こされないためにも、我が国の今後のマスコミのありようについては少し考えて頂きたいと思う今日この頃であります。法を完全に犯すとか、明らかな刑事事件のようなものはそれなりに報道する必要はあるでしょう。しかし民事レベルで当事者だけで対峙すれば解決するような事を、これ見よがしに野次馬根性丸出しで報道する姿勢には、それを受け取る我々国民の側にも意識改革は必要であろうかと思います。必要以上に事を荒立てて炎上させて、そこから利益を得ようとするような報道姿勢は、そろそろマスコミの矜持としての考え方を改めてもらっても良いのではないかと・・・。

隣の芝生が青々と生育しようが、枯れて雑草だらけになろうが、取り敢えずは自分の庭のお手入れさえ各々がキチンと出来ていれば、よその家の庭の事なんて別に気にしなくてもよいではありませんか。でもそれが出来ないのが結局日本人ってことなのでしょうか?

 

 

民間の軍事会社なるものが存在していることがそもそもどうかとは思っておりましたが、民間企業であるならば当然営利目的であり収益を上げないと会社は存続しません。であればNATOをはじめ反ロシアの国々はウクライナに武器を譲渡するだけでなく、各国でお金を出し合って営業をかけて『ワグネル』を反ロシア軍として活動してもらっては如何でしょうか?消息を絶たれてしまったプリゴジンさん!!ご存命ならそっちの方が大儲けできそうな気がしますけど、ちょっとここで冷静になって考えてみませんか(爆)。  

 

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