『2024年始まりました』

新年あけましておめでとうございま～～～す。
本年もクリニック同様この拙コラムもご愛読の程、何卒宜しくお願い致しま～～～す。

なんて新年早々のんびりと今年最初のコラムを立ち上げようと思っていた矢先に、1日には能登での大震災、2日には羽田で飛行機事故が相次いでしまい、とても能天気に大晦日の紅白歌合戦をディスることなんて不可能どころか、コラムを執筆する気力も失われて本日に至っておりました。

2024年がこのように驚くべき幕開けをしてしまったことは、筆舌に尽くしがたい事であります。被災地の皆様方に於かれましては、衷心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復興と安全な日常生活が戻ってこられることを祈念申し上げます。

今回の震災はその規模はもちろんの事、発生地の地理的状況に加えて元日という日頃はそこにいらっしゃらずにちょうど帰省をされていたという方々も多かったことより、被害者が多くなってしまったのではないかと思われます。また都市部と言うよりは正直過疎地と言った方が適切であることから、どうしても高齢者の方々が多くお住まいの為、震災発生後の被害も大きくなってしまったのではないでしょうか。

日にちは違えども1月の震災という事では、1995年の阪神淡路大震災の事を思い出してしまいます。更に地域的にも天候としましては今回の方が大量の雪や冷たい雨といった悪天候に見舞われてしまいますので、多くの方々が大変辛い思いで日々過ごしていらっしゃるのだと痛感致しております。

つい先日、高市早苗経済安全保障担当大臣から被災地の復興を優先するべく、来年開催予定の大阪・関西万博を延期してはどうかと岸田首相に進言したそうですが、それに対して維新の会の代表さんが「政治家の信念で延期を言い続けるのなら辞職するべきだ！！」と噛みついたとの事であります。そりゃ～維新の会としては“威信”をかけての万博でしょうから、何が何でものお気持ちは強いのでしょうね。でももし今回の震災が阪神淡路大震災であったらどのような反応をされたか聞いてみたいものです。本当に予定通り開催させますか？「そんなんやってる場合やあらへんわぁぁぁ」とか言われませんかね？

聞くところによりますと今回の大阪・関西万博の様々な立ち遅れの要因の一つには、東京オリンピックで叩かれまくった電通さんが一切関与させてもらっていないそうで、その影響で仕切りが悪くなっているとの噂もあるようです。やはり電通さんが登場しないと国を挙げてのイベント事には、良くも悪くもうまくまとめることが出来ない情けない国なのでしょう。そしてアンバサダーをされる予定の方もご自身の裁判に注力するべくお仕事を全てキャンセルされているわけですし、どうせ開催したところで最終的な収支は大赤字必至でしょう。そしてそのツケはまた国民の税金に跳ね返ってくるのでしょうから、ここは世界に向けては今回の震災を理由にエクスキューズして冷静になって仕切り直しをした方が、じり貧の内閣支持率を少しでも上げる良い方法のように私は思いますけどね～。

今回の被災者の方々には失礼ですが、今回の震災の復興に伴い東日本大震災で発生した復興特別所得税にまた更なる追加請求がやってきてしまうのでしょうか・・・。今のところでは2037年12月末まで通常の所得税に2.1％を追加して払い続けることになっている現状を皆さんご存じですよね？えっ忘れてました？ナントあと13年間も払い続けなくてはいけないのですよ～～～。

ところが名目上は復興の対象である東北各県の給与所得者からも徴収しているとか、その使い道が「全国の国立大学の改修」とか「国会議事堂のシャンデリアのLED電球の取り換え」や「内閣府の霞が関合同庁舎4号館の建て替え費用」といった復興には全く縁もゆかりもないところに使用されていたなんてことは御存じでしたか？つまり国からすればまたまた勝手に使い放題の美味しい財源がゲット出来ると密かにほくそ笑んでいるのかもしれません。

その我々は税金を支払わなければ厳しく罰せられるのですから、その血税を著しく不適切だったり、あまりにも無駄と思えたりするような使い方をした公的機関を厳しく罰することのできる独立した機関を早急に設置してもらいたいものです。このさい税務署や国税庁が霞が関や国会議員にもっと厳しく踏み込む権限を持たせたらどうでしょうか。民間にはズケズケやってくるのだから、公的機関にもズケズケ行ってもらいたいものであります。何か根底から覆すような大きな改革が、本当にこの国には必要になって来ているのだと思う2024年のスタートでした。

久しぶりの日本でのツアーが、思ったように地方のドームでのチケットが売れていないので焦って宣伝を兼ねてなのか、突然紅白歌合戦にクイーンが出て来たのを目の当たりにし、お～～～L‘Arc~en~CielのHydeがえらく派手な化粧で歌っているな～～～と思ってみたら全く別のシンガーでしたぁぁぁ（笑）